胸を開いて立つと背筋が伸びます。
胸を開いて立つ。猫背を直して立ち姿が美しくなるには、胸を開いて背筋を伸ばさないといけない、というのは結構誰でも知ってますよね。
がんばらないと背筋が伸びない
でもここで問題が起こってきます。意外に思うかも知れませんが姿勢をまっすぐにして立つと疲れます。背筋を伸ばしてしゃんと立つと、身体がだんだんと揺れ始めるのです。だから疲れます。もっとも猫背よりははるかにマシですが…。
「背筋伸ばしてまっすぐに立ちなさい」 でも実際にやってみたらキツイ。キツイから元の猫背に戻ってしまいます。これが現実です。
姿勢矯正ベルトに頼らず、重力を利用して猫背を矯正する方法
猫背を直すには腹筋?背筋(はいきん)?
本当に正しい姿勢は何分たっても疲れないということ、
そして、猫背は自分で簡単にラクラク改善できるということです。
生徒さんから、「腹筋が弱いからなかなか猫背が治らないです」とか「背筋(はいきん)が弱いから背筋が伸びないんです」とか言われます。
がんばらないと背筋が伸びない?腹筋背筋がないと姿勢がよくならない?
いえいえ、腹筋背筋が弱くてもがんばらなくても、ちゃんと胸が開いて背筋が伸びるんです。
重力を味方につけましょう
試しにまっすぐ立って、少し後ろに体を反らしてみましょう。少しずつ微妙に反らしていきます。すると胸のあたりに重力がかかり、肩甲骨が自然に寄っていきます。「肩甲骨が寄る=胸が開く」です。
逆に前にうつむき加減で少しずつかがんでいくと、肩甲骨あたりに重力がかかり、肩甲骨が開いていきます。「肩甲骨が開く=胸がしぼむ」、つまり背中が丸くなっていきます。
鏡の前でやってみましょう
鏡の前に立ち、胸の上部を上に向けると重力が胸にかかり、自然に胸が開いていきます。肩は一度前から後ろへぐるっと回して、すとんと落とします。肩の力は抜いて。
どうですか?胸が開き、背筋が伸びているのがわかりますね。